相続戦争を勝ち抜く85のルール
相続財産の分配で、モメそうなときに読む本
相続時の切実な
疑問に答えます!!
・兄の遺産分割に参加してきた死亡した弟の孫を排除したい疑問に答えます!!
・結納金をもらった姉には相続してほしくない
・自分勝手な長男の相続権を剥奪したい
・父の面倒をみたから財産を沢山欲しい
・父の不倫相手を家から追い出したい
・父が作った借金までは払いたくない
・家はいらないが、現金が欲しい
・香典は遺産分割したくない
……などなど。
税理士、行政書士などの専門家も必読!
|
※在庫があれば上記サイトで
入手できます。 |
[著]小澤和彦、東京シーズエージェント [監] [価格]1,680 円(税込) [判型]A5判/208頁 [初版]2008/03/17 [ISBN]978-4-86167-220-0 |
■ 本書について
「相続」と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。「相続」が起こるということは、当然、誰かが亡くなるわけですから、「悲しい」というイメージが1つにはあると思います。
しかし、現実には、「相続」が生じると無数のいさかいやトラブルが生じることは決して少なくなく、それまでは、仲が良かった、あるいは少なくとも仲が悪くなかった家族や兄弟が、相続を契機として、親戚づきあいを断絶するようになるということもあります。「怒り」「恨み」「憎悪」「失望」など、ネガティブなイメージがあてはまることが多いのです。
そのような意味で、相続を「争続」などと呼ぶ方もいますが、これは相続の一面をよくあらわした言葉です。
我が国では、相続に関する決まり・基準として、法律があります。法律そのものの当否についてはともかく、日本で生きている以上は、その法律の枠内で相続を行わなければなりません。
ところが、このような法律の内容を知らずに、むやみやたらとおかしな遺産分割を迫られたり、嘘の説明をされたりして、法律上は得られるはずの利益を享受していない(法律上の権利を行使していない)人がおり、後日、歯がみをして悔しがっても取り返しがつかない場合が少なくありません。「なんで、こんなのでOKしたのですか」、「おかしいと思わなかったのですか?」などと遺産分割協議書を見せられて、思わず相談者に言ってしまったこともあります。
「争いごと」や、「戦争」はよくありません。ただし、自らが望まなくても、理不尽な責められ方をされれば、受けて立たざるをえません。そして、受けて立つには正しい戦い方を知らなければなりません。
本書をお読みになる方が、正しい戦い方を知り、自らの正当な利益を守ることが私の願いであります。
平成20年2月
小澤 和彦
小澤 和彦
行政書士の仕事をしていると、遺言に関する相談をよく受けます。従来は遺言を残す人もそう多くはなかったのですが、最近は長寿社会を反映してか、遺言を残す人が増えてきています。
遺言は法律上、大変な権限を持っていて、人生最後のわがままとも言われています。自分が死亡した後のことをあれこれと指定できるわけですから、まさに最後のわがままともいえます。
しかし、権利意識の高まりと共に、遺産を譲り受けるほうも、少しでも多く相続を受けたいと考えて、あれこれと法律を勉強し、インターネットなどで自分に有利な情報を集めています。少子高齢化、人口減少に向かっている日本の現状を考えると、1人当たりのもらう財産が増える傾向になり、ますます相続トラブルも増えてくることが予想されます。
思うに、このような状況になりますと、仮にそれが正しい相続であったとしても、また正しい遺言であったとしても、あの手この手で揺さぶりをかけ、自分に有利な主張をしてくる人も出てくるでしょう。これらのよこしまな相続人からの主張を退けるためには、正しいことを主張する側も理論武装をしておかなければなりません。
本書では、書類を作れば丸く収まるという教科書的な発想から一歩踏み込んで、あくどく財産を狙っている相続人がいる場合の、その相続人に対する対応策などを中心に解説しています。
本書がこれから遺言を書こうとしている人、相続を迎える人、あるいは相続に関することを業務としている税理士、行政書士、社会保険労務士、FPなどの人たちにとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
平成20年2月
東京シーズエージェント
代表 岩上義信
東京シーズエージェント
代表 岩上義信
■ 目次
- 第1章 相続で争う人々
- No.1 父の不倫相手を家から追い出したい
- No.2 兄の遺産分割に参加してきた死亡した弟の孫を排除したい
- No.3 自分勝手な長男の相続権を剥奪したい
- No.4 盗人には相続させない
- No.5 不倫相手の子どもに相続させたくない
- No.6 前妻の子どもに遺産はあげたくない
- No.7 離婚調停中の父に遺産はあげたくない
- No.8 親不孝な養子に相続財産は渡せない
- No.9 「借金も相続しろ」と言われた
- No.10 行方不明者の財産を処分したい
- No.11 家を出た人間だけど遺産が欲しい
- No.12 誰が相続人なのかがわからない
- No.13 騙されて相続放棄したが遺産は欲しい
- No.14 他の兄弟から自分の遺産を主張したい
- No.15 夫と義父が同時に死亡して計算法がわからない
- [コラム]権利濫用の意味と権利濫用を扱った裁判例
- No.2 兄の遺産分割に参加してきた死亡した弟の孫を排除したい
- 第2章 遺言で戦う人々
- No.16 「公正証書」じゃないと遺産はもらえないのか
- No.17 遺言を勝手に開封したが遺産は欲しい
- No.18 実子ではないが遺産は欲しい
- No.19 古い遺言にはしたがいたくない
- No.20 不倫相手にすべて遺贈、というのは納得いかない
- No.21 トラブルが嫌なので遺贈を放棄したい
- No.22 条件を守らない兄に納得いかない
- No.23 認知症の父の遺言にはしたがいたくない
- No.24 遺言に書いてあるように遺産が欲しい
- No.25 遺言執行者の弁護士は信用していいのか
- No.26 認知されているのだから遺産が欲しい
- No.27 遺言執行者が信用できない
- No.28 相続放棄された私の持分を取り返したい
- No.29 「土地を返せ」と言われても困る
- No.30 財産以外の遺言にしたがうべきか
- [コラム]遺贈と相続ではかかる税金が異なる
- No.17 遺言を勝手に開封したが遺産は欲しい
- 第3章 遺留分が欲しい人々
- No.31 「何もやらない」と遺言されたが遺産は欲しい
- No.32 遺留分に反する遺言は無効だと主張された
- No.33 居住建物の持分を嫌がらせで主張された
- No.34 遺留分を主張されても困る
- No.35 遺留分を放棄したが遺産は欲しい
- No.36 遺留分減殺請求をされるのは納得いかない
- [コラム]遺言書の破棄・隠匿
- No.32 遺留分に反する遺言は無効だと主張された
- 第4章 相続財産の範囲は?
- No.37 何が財産に該当するかわからない
- No.38 親からお金を借りていた弟より多く遺産が欲しい
- No.39 交通事故死後に来た加害者が信用できない
- No.40 父の所有するアパートの賃料が欲しい
- No.41 父が作った借金までは払いたくない
- No.42 回収できない貸付金の税金を払いたくない
- No.43 父の保証債務は払いたくない
- No.44 遺産のなかの私の財産は守りたい
- No.45 死亡保険金は学費として使いたい
- No.46 遺産から葬儀費用を出したい
- No.47 香典は遺産分割したくない
- No.48 嫌がらせのための賃料請求には屈したくない
- No.49 父が勝手に売った家を取り返したい
- No.50 父の死後現れた貸金業者にお金を払いたくない
- No.51 父は借金のことについて何も言っていなかった
- No.52 相続人から株を譲り渡してもらいたい
- No.53 株式を盾にした法外な要求に屈したくない
- No.54 相続戦争から会社を守りたい
- No.55 重箱の隅をつつくような嫌がらせをとめたい
- No.56 弟たちには墓守を任せられない
- [コラム]相続税を課す理由とは
- No.38 親からお金を借りていた弟より多く遺産が欲しい
- 第5章 相続財産の分配基準
- No.57 養子や認知された子の計算法がわからない
- No.58 父の面倒をみたから財産を沢山欲しい
- No.59 父の農業を継いだから財産を沢山欲しい
- No.60 結納金をもらった姉には相続してほしくない
- No.61 生前に贈与された株式は返還したくない
- No.62 財産を引き出した長男より多く遺産が欲しい
- No.63 家はいらないが、現金が欲しい
- No.64 家は二束三文だからほかの財産も欲しい
- No.65 住宅を等分に分けたくない
- No.66 農家でない弟妹に農地を分けたくない
- No.67 勝手に株式を処分した分を取り返したい
- No.68 共有持分の差し押えを取り消したい
- No.69 遺産分割協議前に法定相続分だけでも欲しい
- No.70 遺産の中で争いのない預金債権が欲しい
- No.71 約束をやぶったので遺産分割を取り消したい
- No.72 不動産が値上がりするまで遺産分割したくない
- No.73 嘘をつかれたので遺産分割協議書を取り消したい
- No.74 遺産分割でもらった不動産が欠陥住宅で不満だ
- No.75 急に名乗り出た相続人に遺産は渡したくない
- No.76 「相続分なき証明書」に判を押したくない
- [コラム]不動産の鑑定にはお金が必要
- No.58 父の面倒をみたから財産を沢山欲しい
- 第6章 後見制度でもめる人々
- No.77 成年後見制度が何かを知りたい
- No.78 父について成年後見を申立てたい
- No.79 成年後見人の兄が勝手にお金を使って困る
- No.80 老後の後見人をあらかじめ決めておきたい
- [コラム]遺産分割協議と詐害行為取消権
- No.78 父について成年後見を申立てたい
- 第7章 相続税に対峙する人々
- No.81 相続税の計算法を知りたい
- No.82 中小企業の事業承継のため株式を譲渡したい
- No.83 かなりの遺産があるので生前に贈与してしまいたい
- No.84 障害者である子と私の税金が知りたい
- No.85 賃貸がいいか持家がいいかわからない
- [コラム]高齢者の収支を管理できる成年後見制度
- No.82 中小企業の事業承継のため株式を譲渡したい
■ 訂正情報
「相続戦争を勝ち抜く85のルール」において次のような誤りがありました。ここに訂正してお詫びいたします。 【正誤表】 ・xvページ No.17 誤:遺産を勝手に開封したが遺産はほしい
↓
正:遺言を勝手に開封したが遺産はほしい
・162ページ 事例1行目 誤:相続人は兄である私と弟の2人
↓
正:相続人は兄と弟である私の2人