セレブな決算書、メタボな決算書
一瞬で銀行が惚れ込む決算書
たった5つの指標を
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[著]大林 茂樹 [監] [価格]1,470 円(税込) [判型]四六判/192頁 [初版]2008/02/07 [ISBN]978-4-86167-212-5 |
■ 本書について
わたしは、平成11年の7月に税理士事務所を開業しました。開業した年は、四大証券の一角だった山一證券や日本長期信用銀行(現・新生銀行)が経営破たんした直後で、景気は最悪でした。
よくそんな不景気なときに開業したなと、周りからいわれたものです。
なぜ、そんな不景気なときに開業したのか?
たまたま、そういう巡り合わせになったというのも事実ですが、ある言責が、背中を押してくれたからです。
「景気よし、不景気さらによし」 (松下幸之助)
「不況だから赤字になるのも仕方がない」などとあきらめてはいけない。この不況をバネにして飛躍しなければならない。その熱意があれば、自然と知恵が出て、工夫が生まれるという趣旨の言葉を信じて独立を決意したのでした。
不景気な時代に開業したからこそ、いろんな試行錯誤ができたのかも知れません。
必ずしも恵まれた環境で仕事ができなかったからこそ、仕事の裏側から冷静にものを見ることができたのかも知れません。
平成不況のどん底で開業できたのは、もしかしたら幸せだったのかもしれません。
開業時に比べたら、景気はかなり良くなってきました。
中小企業の経営環境も、開業した頃の状況に比べればかなり良くなってきましたよね?
あまり良くなっていない?
むしろ、以前に比べて厳しくなった?
そうですか……それは、残念でした。
開業した時といまとでは、大きくちがうことが1つだけあるのです。
それは、中小企業が完全に二極化してきたということです。
いわゆる勝ち組の会社と負け組の会社です。
負け組の会社は、わたしが開業した当時の状況とあまり変わらないか、むしろ深刻な状況になっています。
これに対して、勝ち組の会社は、創業してからあっという間に上場してしまうのです。
意図して上場をしない場合もありますが、その場合でも、上場企業に負けないような収益率を上げています。
幸いなことに、わたしの顧客も昨年度上場することができました。
この差はいったいどこから来るのでしょうか?
結果として、大きな差がつきますが、差がつくキッカケは、ほんの小さなことなのです。
差がつくきっかけは、商品あるいはサービスの売り方が悪いのです。これについては、ある程度語ることはできますが、その道の専門家に譲ることにいたしましょう。
実は、商品あるいはサービスの売り方以外に、もう1つ差がつくこここがあるのです。
それは、決算書です。
決算書の内容自体よりは、むしろ、決算書を作成し税金を納めるまでの決算の取り組み方で差がついてしまうのです。
でも、それは、ちょっとしたことに気をつければいいのです。
この本は、あなたの会社が勝ち組、すなわちセレプ会社の決算書に変身させるために気をつけなければならないことを中心にまとめました。
どうか最後までお付き合いください。
2007年12月
著者
著者
■ 目次
- 第1章 一瞬で銀行が惚れ込むセレブ会社の決算書とは?
- [1]いまのままの決算書で大丈夫?
- [2]節税しながらではセレブ決算書は作れない
- [3]銀行は決算書をどのように評価するのか?
- [4]銀行が評価に使っている財務分析を自社で行っても意味がない!
- [5]キャッシュフローベースで考える
- [6]キャッシュフローベースで考える理由
- [7]営業キャッシュフローの改善でセレブ決算書へ大きく近づく!
- [8]決算書をセレブに変身させる「たった5つの経営指標」
- [9]「たった5つの経営指標」それぞれの意味
- [2]節税しながらではセレブ決算書は作れない
- 第2章 あなたの会社の決算書もセレブに変身!
- [1]財務分析は「円」をつけないと意味がない!
- [2]ライバル会社との比較で円のついた生きた数字にする
- [3]セレブ会社になるためのライバル会社の探し方
- [4]●プチセレブコース●ライバル会社の探し方
- [5]●プチセレブコース●目標値の設定
- [6]●セレブコース●ライバル会社の探し方
- [7]●セレブコース●目標値の設定
- [8]●スーパーセレブコース●ライバル会社の探し方
- [9]●スーパーセレブコース●目標値の設定
- [10]財務分析はランクをつけないと意味がない!
- [11]一瞬であなたの会社の弱点がわかる財務分析表
- [12]あなたの会社の弱点を改善する(1)
- [13]来あなたの会社の弱点を改善する(2)
- [14]中小企業は自社の財務分析をやってはいけない!
- [2]ライバル会社との比較で円のついた生きた数字にする
- 第3章 セレブ会社の節税とメタボ会社の節税
- [1]“中古のベンツで節税″は正しいか?
- [2]ムダな資産は税金を払ってでも整理する
- [3]メタポ会社がはまる役員保険を使った節税
- [4]給与・賞与を使った節税はほどほどに
- [5]決算書ができあがるスピードが遅いと「できる節税」もできなくなる
- [6]決算書の修正申告でセレブから遠ざかる
- [2]ムダな資産は税金を払ってでも整理する
- 第4章 なぜ、あなたの会社の決算書はスグにできないのか?
- [1]決算書がスグにできない理由は仕組みにあった!
- [2]社員の立替精算にメスを入れる
- [3]経費精算報告書にメスを入れる
- [4]請求書の発行にメスを入れる(1)
- [5]請求書の発行にメスを入れる(2)
- [6]振込業務にメスを入れる
- [7]棚卸資産にメスを入れる
- [8]人件費にメスを入れる
- [9]使い慣れた会計ソフトにひそむ落とし穴!
- [2]社員の立替精算にメスを入れる