グーグル八分とは何か
悪マニのBeyond(吉本敏洋)氏が
グーグル八分の本質に迫る!
「ネットにおける“表現の自由”をグーグル八分の本質に迫る!
守るために、本書で、
グーグル八分の恐怖を
多くの人に知ってもらいたい」 - 紀藤正樹弁護士(帯より) -
|
※在庫があれば上記サイトで
入手できます。 |
[著]吉本敏洋 [監] [価格]900 円(税込) [判型]新書/280頁 [初版]2007/01/25 [ISBN]4-86167-146-9 |
■ 本書について
グーグル八分とは、何か? それは、グーグルが行っている「恐怖政治」
の別名です。グーグルは、その圧倒的な資金力と収益力、そして市場独占力によって、ネットの言論を支配し、批判を封じ込めています。
いつの時代でも、力を持つ企業は人々の心を動かし流行を作っていきます。しかし、企業が力を持ち過ぎれば、弊害も大きくなります。弊害が、恐怖政治という形で明らかになったのは、二〇〇四年一月でした。その事実は、掲示板などインターネットの一部では非常に話題となりましたが、それ以外のメディアで取り上げられることは、現在に至るまでほとんどありません。もし、読者の方が「グーグル八分」なる言葉を初めて聞いたとすれば、それこそが恐怖政治の成功の証(あかし)です。グーグルは、普通の人にも恐怖政治システムを浸透させた、民間としては世界最初の画期的な企業といえるかもしれません。
私は、一九九七年から、ネット上で「悪徳商法」をはじめとする消費者問題についての啓蒙や告発を行うウェブサイトを運営しています。消費生活専門相談員や消費生活アドバイザーといった資格も持っています。サイトでは、実名をあげマルチ商法やキャッチセールス、振り込め詐欺などの実態を掲載し、対策などのアドバイスを行っています。その性質上、悪徳企業からの嫌がらせや圧力も数多くあります。ある探偵業者からは、「サイトをやめなければ、殺してやる」などという執拗な脅迫が、二〇〇五年十月に別の詐欺事件で逮捕・有罪となるまで続いたりもしていました。
そして、グーグル八分という名の恐怖政治システムの、日本で最初の被害者が、私です。グーグルは、消費者を食い物にしている企業を守るため、ひいてはグーグルの利益を守るため、私のウェブサイトを亡き者にしようとしています。これは個人的にムカツクといった以上に、見過ごせない問題です。調査を進めていったところ、同様の事例が多数あることがわかりました。グーグルは、グーグル八分というシステムを駆使することで権力者に取り入り、大きな利益を上げることに成功しています。グーグルが成功し続けられるのは、その裏にグーグル八分があるからです。
「Don't be evil(邪悪になってはいけない)」
これは、グーグルが唱える有名なスローガンです。グーグルは既存のルールを破壊し、新たな「知の世界の秩序」を作ろうとしているとして、好意的に評価されています。ですが、私には「邪悪」の定義すら、グーグルが自らの都合のよいものに再定義しようとしているようにも見えてきます。
「グーグルに、そんな大それたことなど不可能だ」と否定的にいうことは、たやすいでしょう。また、「グーグルが何をやるのも自由」と思考停止するのも簡単です。しかし私は、いま現実に起こっている「事実」、それを知ってから判断して欲しいと思います。
■ 目次
- 第1章 グーグルの歴史とグーグル八分
- 1.がんばれグーグル、お前がナンバーワンだ!
- グーグルの登場と躍進/グーグルが握る「生殺与奪」の権
- 2.「悪徳商法?マニアックス」のグーグル八分
- 悪徳商法?マニアックスとは/ウェディング問題の勃発/
- グーグルとのメールでグーグル八分が発覚/ウェディング問題その後
- 3.グーグルが語る「グーグル八分」 中国政府の検閲にも協力/そのときグーグルは動いた/グーグル八分の告知
- 4.グーグル八分の種類
- グーグル八分の見分け方/全世界グーグル八分/グーグルは間違えない/
- グーグル八分は、どこまでがグーグル八分か
- グーグルの登場と躍進/グーグルが握る「生殺与奪」の権
- 第2章 グロービートジャパンに関するグーグル八分
- 1.グロービートジャパンとは
- 人気ラーメンチェーン「ラーメン花月」の運営会社/
- ネットで有名なカルト宗教団体「日本平和神軍」とは/
- 「イオンド大学」の学位商法/グロービートジャパンは平和神軍グループの一つ/
- ネットで変わる企業と社会の関係/告発サイトを名誉毀損容疑で告訴
- 2.なぜ裁判になったのか - 名誉毀損の現状
- グロービートジャパンと黒須英治氏の関係性/名誉毀損訴訟は現代の魔女裁判/
- 名誉毀損とは/他にもある名誉毀損訴訟の問題点/日本初の刑事裁判/
- 平和神軍の暴力性/検察は、平和神軍の表の顔に協力/
- そして、グーグルも平和神軍に加担
- 人気ラーメンチェーン「ラーメン花月」の運営会社/
- 第3章 様々なグーグル八分
- 1.大東建託に関するグーグル八分
- 大東建託の実態を内部告発してグーグル八分/
- 契約トラブルを公開したサイトもグーグル八分/告発サイトの歴史
- 2.アラキ工務店に関するグーグル八分
- リフォーム工事の実態がグーグル八分に/ロングテールなんて、嘘っぱち
- 3.総資産五十億ドルの男のクビを取ったフリーライターもグーグル八分
- フリーライター「山岡俊介」/山岡さんのブログ中五つがグーグル八分
- 4.迷惑メール対策ページがグーグル八分
- 「迷惑メール(スパム)撲滅私的調査会」の場合
- 5.IT関係の出版社「アスキー」に関するグーグル八分
- アスキーの「毒男」騒動/「毒男祭り」関連スレがグーグル八分に
- 6.ガルエージェンシー/探偵ファイルに関するグーグル八分
- 設立者不明の探偵事業/探偵学校講師の犯罪行為/
- 質問には答えず、質問状はグーグル八分
- 7.朝日新聞が行ったグーグル八分
- 朝日新聞社への質問/著作権と表現の自由
- 8.東京都議会選挙に関するグーグル八分
- 大東建託の実態を内部告発してグーグル八分/
- 第4章 グーグル八分と表現の自由
- 1.「表現の自由」の旗手、山口貴士弁護士に聞く「グーグル八分の問題点」
- 表現の自由は民主主義の大前提/国家による検閲とグーグルによる検閲/
- 営業の自由と社会的相当性/グーグルはコンプライアンス失格企業/
- 問題は現実を見て考えるべき/お互いの主張の中で解決していく道が必要
- 2.「グーグルは圧力に対抗する気概を持て」図書館の歴史に学ぶ、規制との闘い方
- 「恥の文化」の保存も図書館の使命/反省と批判によって自由は守られている/
- 圧力や自主規制と闘うために
- 表現の自由は民主主義の大前提/国家による検閲とグーグルによる検閲/
- 第5章 グーグルは何を目指すのか
- 1.グーグルが決めるネットの秩序
- グーグルの守る秩序というもの/グーグルの発見した民主主義/
- 独裁者は「いい人」の顔をしてやってくる/グーグル八分議論の必要性/
- 本当は怖いグーグル八分/そして、誰もグーグルには逆らえない/
- 最後に、パンドラの箱に残るもの
- グーグルの守る秩序というもの/グーグルの発見した民主主義/
- 付録 グーグル八分に関するQ&A